「マイクロブタをペットとして飼いたいけど、実際どれくらい大きくなるの?」「値段や飼育費用はいくらかかる?」そんな疑問をお持ちではありませんか?近年、その愛らしさと賢さから人気急上昇中のマイクロブタですが、飼育には事前に知っておくべき重要なポイントがあります。この記事では、マイクロブタの値段・寿命・大きさから、日常の飼い方・しつけ方法まで、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。
【結論】マイクロブタの値段・寿命・大きさ早わかり表

マイクロブタの基本情報を一目で把握できるよう、重要なポイントを表にまとめました。
購入を検討する際の判断材料として、まずはこちらをご確認ください。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 生体価格 | 20万円〜50万円(血統・毛色により変動) |
| 初期費用 | 30万円〜70万円(飼育用品・医療費含む) |
| 月々の飼育費用 | 約1万円〜2万円(餌代・消耗品・医療費) |
| 平均寿命 | 10年〜15年 |
| 成体時の体重 | 18kg〜40kg(個体差あり) |
| 成体時の体高 | 約30cm〜50cm |
| 性格 | 人懐っこく賢い、甘えん坊 |
| 法的分類 | 家畜(飼育届出・予防接種義務あり) |
マイクロブタはペットとして飼育する場合でも法律上は家畜扱いとなり、自治体への届出と年1回の豚熱(CSF)ワクチン接種が義務付けられています。
参考:ペットにマイクロブタを飼いたい!大きさ・値段・飼い方を解説
マイクロブタとは?ペットとして注目される理由

マイクロブタは、その小さな体と愛らしい見た目、そして高い知能で近年ペットとして人気を集めています。
SNSやメディアで取り上げられる機会も増え、専門のカフェも続々とオープンしています。
マイクロブタの定義と誕生の背景
マイクロブタは、ミニブタをさらに小型化するために品種改良された豚です。
もともとミニブタは医学研究用に開発された品種でしたが、それをペット用にさらに小型化したものがマイクロブタとして流通しています。
欧米では2000年代から『ティーカップピッグ』などの名称でペットとして人気があり、日本でも2010年代後半から注目を集めるようになりました。
品種改良により体格は小さくなりましたが、豚としての基本的な性質や生態は通常の豚と変わりません。
参考:マイクロブタの特徴は?大きさ・寿命・お世話の仕方を徹底解説
ミニブタ・ティーカップピッグとの違い
マイクロブタとミニブタ、ティーカップピッグの違いは主に成体時の大きさにあります。
- 通常の家畜豚:成体で200kg〜300kg
- ミニブタ:成体で40kg〜80kg
- マイクロブタ:成体で18kg〜40kg
- ティーカップピッグ:マイクロブタとほぼ同義の海外での呼称
ただし、『ティーカップピッグ』という名称には注意が必要です。
海外では成長後に予想以上に大きくなってしまい、飼育放棄されるケースも報告されています。
日本国内では、mipigなどの専門ブリーダーが独自に小型化を進めた個体を『マイクロブタ』として販売しており、比較的サイズの予測がしやすくなっています。
成体の大きさと体重|「想像より大きくなる」は本当?
マイクロブタの成体サイズは個体差が非常に大きいというのが実情です。
一般的な目安として、成体時の体重は18kg〜40kg、体高は30cm〜50cm程度とされていますが、血統や飼育環境により変動します。
「想像より大きくなった」という声は実際にあります。
子豚の時は2kg〜3kg程度と非常に小さいため、成長後のサイズをイメージしにくいのが原因です。
生後6ヶ月で10kg前後、1歳で15kg〜25kg、2歳〜3歳で成体サイズに達するのが一般的な成長パターンです。
- 購入時に両親の体重を確認する
- 信頼できるブリーダーから成長予測を聞く
- 最大40kgまで成長する可能性を想定して飼育環境を準備する
これらの対策を講じることで、予想外の大きさに困惑するリスクを減らせます。
参考:マイクロブタの選び方・寿命・値段・大人になった時の大きさ

マイクロブタの性格と知能|なつく?飼いやすい?

マイクロブタの魅力は、その愛らしい見た目だけではありません。
高い知能と豊かな感情表現が、多くの飼い主を魅了しています。
犬を超える?学習能力と感情表現の豊かさ
マイクロブタは犬と同等かそれ以上の知能を持つとされています。
研究によれば、豚の知能は3歳児程度に相当し、複雑な問題解決能力や記憶力を備えています。
- 学習能力:トイレのしつけは数日〜数週間で習得可能。名前を呼べば反応し、簡単な芸(おすわり、待てなど)も覚えられる
- 記憶力:飼い主の顔や声を長期間記憶し、数ヶ月ぶりに会っても覚えている
- 感情表現:嬉しい時は尻尾を振り、甘えたい時は鼻で突いてくる。不安や恐怖も鳴き声や行動で明確に示す
- 社会性:他の動物や人間との関係性を理解し、群れの序列も認識する
ただし、賢いからこそ退屈やストレスに敏感で、適切な刺激や遊びを与えないと問題行動(物を噛む、鳴き続けるなど)につながることもあります。
参考:マイクロブタの特徴は?大きさ・寿命・お世話の仕方を徹底解説
人懐っこくて甘えん坊な一面
マイクロブタは非常に人懐っこく、甘えん坊な性格を持っています。
飼い主に対して強い愛着を示し、常にそばにいたがる個体も少なくありません。
- 飼い主の後をついて回る
- 膝の上に乗りたがる(子豚の時期は特に)
- 撫でられるのが大好きで、お腹を見せてゴロンと寝転がる
- 寂しがり屋で、長時間の留守番はストレスになりやすい
ただし、個体差もあり、警戒心が強い性格の子もいます。
幼少期からの社会化(人間や他の動物との触れ合い)が、人懐っこい性格を育てる上で重要です。
また、噛み癖には注意が必要です。
子豚の時期は歯が生え変わる際に物を噛みたがるため、適切なおもちゃを与え、人間の手を噛まないようしつけることが大切です。
犬・猫との違いを比較
マイクロブタと犬・猫を比較すると、飼育感覚にはいくつかの違いがあります。
| 項目 | マイクロブタ | 犬 | 猫 |
|---|---|---|---|
| 知能 | 非常に高い(3歳児程度) | 高い(2〜3歳児程度) | やや劣る |
| しつけやすさ | 賢いが頑固な面も | 犬種により差がある | 自由奔放で難しい |
| 人懐っこさ | 非常に高い | 非常に高い | 個体差が大きい |
| 鳴き声 | 大きい(70〜90dB) | 中程度(60〜80dB) | 小さい |
| 散歩 | 現在は豚熱予防のため不可 | 必須 | 不要 |
| 体臭 | 少ない | やや多い | 少ない |
| 抜け毛 | ほとんどなし | 多い(犬種による) | 多い |
| 寿命 | 10〜15年 | 10〜15年 | 12〜18年 |
マイクロブタならではの特徴として、以下の点が挙げられます。
- アレルギーフレンドリー:ほとんど毛が抜けないため、ペットアレルギーを持つ人でも比較的飼いやすい
- 体臭が少ない:犬と比べて体臭が少なく、定期的なシャンプーで清潔を保てる
- 法的制約:家畜扱いのため、飼育届出や予防接種が義務付けられている
- 散歩制限:現在は豚熱(CSF)感染予防のため、多くの自治体で屋外散歩が制限されている
参考:マイクロブタの特徴は?大きさ・寿命・お世話の仕方を徹底解説
マイクロブタの寿命と健康管理

マイクロブタを家族として迎えるなら、10年以上の長期飼育を前提とした健康管理が不可欠です。
平均寿命10〜15年|長期飼育の心構え
マイクロブタの平均寿命は10年〜15年とされています。
適切な飼育環境と健康管理を行えば、15年以上生きる個体もいます。
長期飼育を成功させるためには、以下の心構えが重要です。
- 生涯にわたる経済的負担:15年間の飼育費用は総額200万円以上になる可能性がある
- ライフスタイルの変化:転居・結婚・出産などの人生の変化にも対応できる計画を立てる
- 高齢期のケア:10歳を超えると介護が必要になる場合もある
- 家族全員の同意:長期飼育には家族全員の協力が不可欠
特に、マイクロブタは成長とともに体重が増加するため、高齢期の介護(動物病院への搬送など)は犬猫よりも身体的負担が大きくなる点を考慮しておく必要があります。
参考:ペットにマイクロブタを飼いたい!大きさ・値段・飼い方を解説
かかりやすい病気と予防法
マイクロブタがかかりやすい主な病気と、その予防法を理解しておきましょう。
【感染症】
- 豚熱(CSF・豚コレラ):致死率の高い伝染病。年1回のワクチン接種が法律で義務付けられている
- 豚丹毒:皮膚に菱形の発疹が出る細菌感染症。年2回のワクチン接種が推奨される
- 日本脳炎:蚊を介して感染。年2回のワクチン接種が推奨される
【生活習慣病】
- 肥満:過度な餌やおやつにより肥満になりやすい。適正体重の維持が重要
- 関節疾患:肥満や床材の滑りやすさが原因で関節を痛めることがある
- 皮膚疾患:乾燥や不衛生な環境により皮膚炎を起こすことがある
【予防法】
- 定期的なワクチン接種(法律で義務付けられているものは必ず実施)
- 適切な食事管理(量・栄養バランス)
- 定期的な体重測定と肥満予防
- 清潔な飼育環境の維持
- 滑りにくい床材の使用
- 定期的な健康診断(年1〜2回)
参考:「法的には家畜扱い」「実はきれい好き?」マンションで≪マイクロブタ≫を飼う
診てくれる動物病院の探し方
マイクロブタを診察できる動物病院は限られているのが現状です。
一般的な犬猫専門の動物病院では対応できないケースも多いため、事前の確認が必須です。
【動物病院の探し方】
- エキゾチックアニマル対応病院:鳥類・爬虫類・小動物を診察する病院なら、豚にも対応できる可能性が高い
- ブリーダーに紹介してもらう:購入先のブリーダーが提携病院を紹介してくれることが多い
- mipigなどの専門店に問い合わせる:マイクロブタ専門店は地域の対応病院リストを持っていることがある
- 事前に電話確認:受け入れ可能か、必要な設備があるか、診察経験があるかを確認する
【確認すべきポイント】
- 豚の診察経験があるか
- ワクチン接種(豚熱・豚丹毒・日本脳炎)に対応できるか
- 緊急時の対応(夜間・休日)
- 入院設備の有無
- 手術対応の可否
マイクロブタを迎える前に、必ず近隣の対応病院を複数確保しておくことを強く推奨します。
緊急時に慌てないよう、かかりつけ医と緊急時の病院の両方をリストアップしておきましょう。
マイクロブタの臭いと鳴き声|室内飼いのリアル

室内でマイクロブタを飼育する上で、多くの方が気になるのが臭いと鳴き声の問題です。
実際の飼育者の声をもとに、リアルな状況と対策をお伝えします。
体臭は少ない?臭い対策と清潔管理
結論から言うと、マイクロブタは体臭が非常に少ない動物です。
犬と比較しても体臭は少なく、適切に管理すれば室内飼育でもほとんど臭いは気になりません。
【体臭が少ない理由】
- 豚は本来きれい好きで、泥浴びは体温調節と寄生虫対策のため(臭いのは泥や排泄物であり、体臭ではない)
- マイクロブタは汗腺がほとんどないため、汗による臭いが発生しにくい
- 毛が少なく短いため、毛に臭いが蓄積しにくい
【臭いの原因と対策】
室内飼育で臭いが発生する主な原因は、体臭ではなく排泄物です。
- トイレの清潔管理:1日1〜2回のトイレシート交換が基本。排泄後すぐに片付けるのが理想
- 定期的なシャンプー:月1〜2回のシャンプーで清潔を保つ。頻繁すぎると皮膚が乾燥するため注意
- 床やケージの清掃:週1回は床やケージを水拭きする
- 換気:1日数回の換気で空気を入れ替える
- 消臭剤の活用:ペット用の消臭剤を併用する
これらの対策を行えば、来客時に『豚を飼っている』と気づかれないレベルまで臭いを抑えられます。
参考:マイクロブタの特徴は?大きさ・寿命・お世話の仕方を徹底解説

鳴き声の大きさと近隣への配慮
マイクロブタの鳴き声は、室内飼育における最大の課題と言えます。
豚の鳴き声は70〜90dBに達することがあり、これは犬の吠え声と同等かそれ以上の音量です。
【鳴き声の種類と意味】
- グーグー(小さな鳴き声):リラックスしている、満足している
- キーキー(高い鳴き声):嬉しい、興奮している、餌を要求している
- ブヒブヒ(中程度の鳴き声):何かを訴えている、注意を引きたい
- ギャー!(大きな悲鳴):恐怖、痛み、強い不満
【鳴き声対策】
- 要求には応えすぎない:鳴けば餌がもらえると学習すると、要求鳴きが増える。無視することも大切
- 十分な運動とストレス発散:退屈やストレスが鳴き声の原因になるため、室内で遊ばせる時間を確保
- 防音対策:窓を二重サッシにする、防音カーテンを使う、壁に吸音材を貼るなど
- 留守番時間を短くする:長時間の留守番は寂しさから鳴き続ける原因になる
- 去勢・避妊手術:性的な興奮による鳴き声を抑える効果がある
【賃貸・集合住宅での注意点】
マンションやアパートでの飼育を検討する場合、鳴き声による近隣トラブルのリスクは高いと認識しておくべきです。
- 事前に管理会社や大家さんに『豚(家畜)の飼育』を明示して許可を得る(ペット可物件でも要確認)
- 入居前に隣人に挨拶し、理解を得ておく
- 角部屋や最上階など、近隣への影響が少ない物件を選ぶ
- 防音設備の整った物件を選ぶ
実際に飼育している方の声として、『鳴き声の大きさは個体差が大きい』『子豚の時期は特に鳴きやすい』という意見が多く見られます。
参考:マイクロブタの飼い方|値段や寿命は?大人になったときの大きさは?
マイクロブタの値段と飼育費用

マイクロブタの飼育には、生体価格だけでなく、初期費用と継続的なランニングコストがかかります。
経済的な負担を正確に把握し、15年間の長期飼育を前提とした予算計画を立てましょう。
生体価格の相場|20万〜50万円の内訳
マイクロブタの生体価格は20万円〜50万円が相場です。
価格に幅がある理由は、以下の要因によります。
- 血統:両親の体重が軽い個体ほど高価。成体サイズが小さい血統は希少性が高い
- 毛色・柄:人気色(ピンク、黒、まだら模様など)は高価。珍しい色柄はさらに高額
- 月齢:生後2〜3ヶ月の子豚が最も高価。成長した個体は価格が下がる傾向
- ブリーダーの信頼性:健康管理・血統管理がしっかりしたブリーダーほど価格が高い
【価格帯別の目安】
- 20万円〜30万円:標準的な血統・毛色の個体
- 30万円〜40万円:小型血統または人気色の個体
- 40万円〜50万円以上:両親が特に小型、珍しい毛色、ショークオリティの個体
mipigなどの専門店では、血統や毛色によって価格が細かく設定されています。
参考:色柄・価格のご案内 – mipig MICRO PIG FARM
初期費用の総額|飼育用品・医療費など
生体価格とは別に、飼育開始時には初期費用として10万円〜20万円が必要です。
【初期費用の内訳】
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| ケージ・サークル | 1万円〜3万円 |
| トイレトレー・トイレシート | 3,000円〜5,000円 |
| 餌入れ・水入れ | 2,000円〜5,000円 |
| ベッド・毛布 | 3,000円〜1万円 |
| 専用フード(1ヶ月分) | 3,000円〜5,000円 |
| おもちゃ | 2,000円〜5,000円 |
| 初回健康診断 | 5,000円〜1万円 |
| 初回ワクチン接種(豚熱) | 5,000円〜1万円 |
| 去勢・避妊手術(希望する場合) | 3万円〜5万円 |
| 飼育届出手数料 | 無料〜数千円(自治体による) |
| 合計 | 10万円〜20万円 |
生体価格と初期費用を合わせると、マイクロブタを迎えるには総額30万円〜70万円が必要となります。
月々のランニングコストはいくら?
マイクロブタの月々の飼育費用は約1万円〜2万円が目安です。
【月々のランニングコスト内訳】
| 項目 | 月額費用 |
|---|---|
| 専用フード(ペレット) | 3,000円〜5,000円 |
| 野菜・果物 | 2,000円〜3,000円 |
| トイレシート | 2,000円〜3,000円 |
| おやつ | 1,000円〜2,000円 |
| シャンプー・ケア用品 | 500円〜1,000円 |
| 光熱費増加分(冷暖房) | 1,000円〜3,000円 |
| 合計 | 9,500円〜17,000円 |
【年間の医療費】
月々のランニングコストとは別に、年間の医療費として3万円〜5万円を見込んでおく必要があります。
- 豚熱ワクチン(年1回・法律で義務):5,000円〜1万円
- 豚丹毒・日本脳炎ワクチン(年2回・推奨):各5,000円〜1万円
- 定期健康診断(年1〜2回):各5,000円〜1万円
- 突発的な治療費:予備費として年間5万円程度を確保しておくと安心
【15年間の総費用試算】
- 生体価格:20万円〜50万円
- 初期費用:10万円〜20万円
- 月々の飼育費:1万円×12ヶ月×15年=180万円
- 医療費:4万円×15年=60万円
- 合計:270万円〜310万円
これは最低限の費用であり、病気や怪我の治療費、引っ越しや旅行時のペットホテル代などを含めると、15年間で300万円〜400万円が現実的な総額となります。
マイクロブタの飼い方|準備から日常ケアまで

マイクロブタを迎える前の準備から、日常の世話まで、具体的な飼育方法を解説します。
購入先の選び方|ブリーダー・ペットショップ・カフェ
マイクロブタの購入先は主に専門ブリーダー・ペットショップ・マイクロブタカフェの3つです。
信頼できる購入先を選ぶことが、健康な個体を迎える第一歩です。
【専門ブリーダー】
- メリット:血統管理がしっかりしている、両親の情報がわかる、成長後のサイズ予測がしやすい、飼育相談に乗ってくれる
- デメリット:価格がやや高め、直接訪問が必要な場合が多い
- 代表例:mipig、pignic farmなど
【ペットショップ】
- メリット:気軽に見に行ける、その場で購入できる
- デメリット:血統情報が不明確な場合がある、成長後のサイズが予測しにくい、店員の知識にばらつきがある
【マイクロブタカフェ】
- メリット:実際に触れ合ってから購入を決められる、飼育相談が充実している、カフェスタッフの経験豊富
- デメリット:販売個体数が限られる、予約が必要な場合が多い
- 代表例:mipig cafe、pignic cafeなど
【購入先選びのチェックポイント】
- 両親の体重・サイズを確認できるか
- 健康診断書やワクチン接種記録があるか
- 飼育環境が清潔か
- 購入後のサポート体制があるか(相談窓口、提携病院の紹介など)
- 返金・返品ポリシーが明確か(万が一飼えなくなった場合)
- 口コミや評判が良いか
飼育届出は必要?自治体への確認方法
マイクロブタは法律上は家畜として扱われるため、ペットとして飼育する場合でも飼育届出が義務付けられています。
【法的義務】
マイクロブタの飼育には、以下の法的義務があります。
- 飼育届出:飼育開始時に自治体(保健所または家畜保健衛生所)に届け出る
- 定期報告:年1回、飼育状況を報告する(自治体により異なる)
- 豚熱ワクチン接種:年1回の接種が義務(獣医師による証明書が必要)
これらの義務を怠ると、罰則の対象となる可能性があります。
【自治体への確認方法】
- 管轄の確認:自分の住所を管轄する保健所または家畜保健衛生所を調べる
- 電話で問い合わせ:『家庭でマイクロブタ(ミニブタ)をペットとして飼育したい』と伝え、必要な手続きを確認
- 必要書類の準備:自治体により異なるが、一般的には以下が必要
- 飼育届出書(自治体指定の様式)
- 飼育場所の住所・連絡先
- 飼育頭数
- 購入元の情報
- 届出の提出:書類を提出し、受理番号などを控える
- ワクチン接種証明書の提出:年1回のワクチン接種後、証明書を提出
自治体によっては『豚の飼育は農村部のみ』『住宅地での飼育は禁止』などの制限がある場合もあります。
必ずマイクロブタを購入する前に、自治体に確認しておきましょう。
参考:ペットにマイクロブタを飼いたい!大きさ・値段・飼い方を解説
飼育環境の準備チェックリスト
マイクロブタを迎える前に、飼育環境を整えておきましょう。
【必須アイテム】
- ケージ・サークル:最低でも畳1畳分(約90cm×180cm)以上。成長に合わせて拡張できるタイプが便利
- トイレトレー:犬用の大型トイレトレーが使いやすい
- トイレシート:ワイドサイズ以上を推奨。吸収力の高いものを選ぶ
- 餌入れ・水入れ:ひっくり返されにくい重さのあるもの、または固定できるタイプ
- ベッド・毛布:洗濯できる素材。マイクロブタは寒がりなので、冬は多めに用意
- おもちゃ:噛んでも安全な素材。ボール、ぬいぐるみ、知育玩具など
【飼育環境の条件】
- 室温管理:適温は18℃〜24℃。冷暖房で一年中快適な温度を保つ
- 床材:滑りにくい素材(コルクマット、ジョイントマットなど)。フローリングは関節を痛める原因になる
- 広さ:ケージ以外に、室内で自由に動き回れるスペースを確保(最低でも4〜6畳)
- 安全対策:電気コード、観葉植物(毒性のあるものは撤去)、小物(誤飲防止)などを片付ける
- 換気:臭い対策として、定期的に換気できる環境
【散歩について】
現在、日本国内では豚熱(CSF)の感染予防のため、マイクロブタの屋外散歩は推奨されていません。
自治体によっては散歩を禁止している地域もあるため、事前に確認が必要です。
室内で十分な運動スペースを確保し、遊びや知育玩具でストレスを発散させましょう。

餌の種類・量・与え方の基本
マイクロブタの健康維持には、適切な食事管理が欠かせません。
肥満を防ぎながら、必要な栄養をバランスよく摂取させることが重要です。
【基本の餌】
- ミニブタ・マイクロブタ専用ペレット:主食として与える。犬用フードは栄養バランスが異なるため不適切
- 野菜:キャベツ、レタス、人参、きゅうり、トマトなど。生でも茹でてもOK
- 果物:りんご、バナナ、いちごなど。おやつとして少量(糖分が多いため与えすぎ注意)
【与えてはいけない食べ物】
- チョコレート、カフェイン、アルコール(中毒の危険)
- 玉ねぎ、ネギ、ニラ、ニンニク(貧血の原因)
- アボカド(毒性あり)
- 生の豆類(消化不良の原因)
- 人間の加工食品(塩分・糖分・添加物が多い)
【給餌量の目安】
マイクロブタの給餌量は、体重の1.5%〜2%が目安です。
- 体重5kgの子豚:1日75g〜100gのペレット
- 体重10kgの若豚:1日150g〜200gのペレット
- 体重20kgの成豚:1日300g〜400gのペレット
これに加えて、野菜を少量(ペレットの10%〜20%程度)与えます。
【給餌回数】
- 子豚(生後6ヶ月まで):1日3〜4回に分けて与える
- 若豚(生後6ヶ月〜1歳):1日2〜3回
- 成豚(1歳以上):1日2回
【肥満予防のポイント】
- 定期的に体重を測定し、増えすぎていないか確認
- おやつは1日の総カロリーの10%以内に
- 要求鳴きに負けて餌を与えすぎない
- 運動時間を確保する
トイレのしつけと日常ケア
マイクロブタは非常に賢いため、トイレのしつけは比較的簡単です。
多くの個体が数日〜2週間程度でトイレを覚えます。
【トイレのしつけ方法】
- トイレの場所を決める:ケージ内または室内の静かな場所にトイレトレーを設置
- 排泄のタイミングを観察:食後・起床後・遊んだ後は排泄しやすいタイミング
- 排泄の兆候を見逃さない:床の匂いを嗅ぐ、くるくる回る、そわそわするなどの行動が見られたらトイレに誘導
- 成功したら褒める:トイレで排泄できたら、すぐに褒める・おやつを与える(ポジティブな体験として記憶させる)
- 失敗しても叱らない:叱ると排泄自体を隠すようになり、しつけが難しくなる
- 汚れたシートはすぐに交換:きれい好きなので、汚れたトイレは使いたがらない
【日常ケア】
- シャンプー:月1〜2回、ぬるま湯で優しく洗う。頻繁すぎると皮膚が乾燥するため注意
- ブラッシング:週1回程度、柔らかいブラシで優しくブラッシング。皮膚の健康チェックも兼ねる
- 爪切り:月1回程度。伸びすぎると歩行に支障が出る。動物病院で切ってもらうのが安全
- 耳掃除:週1回程度、濡れたコットンで優しく拭く
- 歯磨き:理想は毎日だが、難しい場合は週2〜3回。歯周病予防のため重要
- 皮膚の保湿:乾燥しやすいため、ペット用保湿クリームを塗る(特に冬)
【日々の観察ポイント】
- 食欲はあるか
- 排泄物の状態は正常か(下痢・便秘はないか)
- 元気に動き回っているか
- 皮膚に異常はないか(発疹・かゆみなど)
- 鼻水・咳などの症状はないか
異常を感じたら、すぐに動物病院に相談しましょう。
参考:マイクロブタの飼い方|値段や寿命は?大人になったときの大きさは?
マイクロブタをペットにするメリット・デメリット

マイクロブタの飼育には、他のペットにはない魅力がある一方で、独特の難しさもあります。
実際の飼育者の声をもとに、メリットとデメリットを正直にお伝えします。
飼ってわかった5つのメリット
1. 非常に賢く、コミュニケーションが楽しい
マイクロブタは犬と同等かそれ以上の知能を持ち、名前を呼べば反応し、簡単な芸も覚えます。
感情表現が豊かで、嬉しい時・甘えたい時・不満な時など、明確に態度で示してくれるため、コミュニケーションの手応えがあります。
2. 人懐っこく、甘えん坊で癒される
飼い主に強い愛着を示し、常にそばにいたがる甘えん坊な性格。
膝の上に乗ってきたり、お腹を見せてゴロンと寝転がったり、その愛らしさに癒される飼い主が多数います。
3. 体臭が少なく、アレルギーフレンドリー
犬と比べて体臭が少なく、毛もほとんど抜けないため、ペットアレルギーを持つ人でも比較的飼いやすいです。
適切に管理すれば、室内でも臭いはほとんど気になりません。
4. トイレのしつけが簡単
賢いため、トイレのしつけは数日〜2週間程度で完了することが多く、犬よりも覚えが早いと感じる飼い主もいます。
5. 個性的でSNS映えする
『豚をペットにしている』というだけで話題性があり、SNSでも注目を集めやすいです。
愛らしい見た目と仕草は写真映えも抜群で、日常の癒しを共有する楽しみがあります。
参考:マイクロブタの特徴は?大きさ・寿命・お世話の仕方を徹底解説
飼う前に知っておくべき5つのデメリット
1. 鳴き声が大きく、近隣トラブルのリスクがある
マイクロブタの鳴き声は70〜90dBと非常に大きく、マンションやアパートでの飼育では近隣への配慮が必須です。
防音対策や、鳴かせない工夫(要求鳴きに応えない、ストレスを減らすなど)が必要になります。
2. 予想以上に大きく成長する可能性がある
個体差が大きく、血統によっては成体時に30kg〜40kgに達することもあります。
『こんなに大きくなるとは思わなかった』という声も多く、飼育スペースや抱っこの負担が想定外に大きくなる場合があります。
3. 法的手続きと医療費の負担が大きい
家畜扱いのため、飼育届出や年1回の豚熱ワクチン接種が義務付けられています。
また、診察できる動物病院が限られており、医療費も犬猫より高額になる傾向があります。
4. 散歩ができず、運動不足になりやすい
現在は豚熱予防のため、多くの自治体で屋外散歩が制限されています。
室内での運動や遊びでストレスを発散させる必要がありますが、十分なスペースがないと運動不足や肥満につながります。
5. 賃貸物件での飼育が難しい
『ペット可』物件でも、『家畜は不可』とされる場合が多く、飼育できる物件が非常に限られます。
また、鳴き声や体重による床への負担から、大家さんや管理会社の許可を得るのが困難なケースもあります。
参考:ペットにマイクロブタを飼いたい!大きさ・値段・飼い方を解説
「後悔した」という声から学ぶ注意点
実際にマイクロブタを飼育して『後悔した』『想像と違った』という声もあります。
これらの声から学べる注意点をまとめました。
【よくある後悔ポイント】
- 『思ったより大きくなって飼育スペースが足りなくなった』:購入前に両親の体重を確認し、最大40kgまで成長する可能性を想定する
- 『鳴き声がうるさくて近隣から苦情が来た』:賃貸・集合住宅での飼育は慎重に検討し、防音対策を徹底する
- 『診てくれる病院が見つからず、緊急時に困った』:購入前に複数の対応病院を確保しておく
- 『長時間留守番させるとストレスで鳴き続ける』:長時間留守にする生活スタイルには向いていない
- 『引っ越しや旅行が制約される』:ペットホテルが少なく、一緒に移動するのも大変
【後悔しないための心構え】
- マイクロブタカフェで実際に触れ合い、飼育のイメージを具体化する
- 既に飼育している人のブログやSNSで、リアルな飼育体験を学ぶ
- 家族全員で『10年以上飼い続けられるか』を真剣に話し合う
- 経済的負担(総額300万円以上)を受け入れられるか確認する
- 賃貸の場合、『家畜の飼育』が可能か必ず確認する
マイクロブタは確かに魅力的なペットですが、安易な気持ちで飼い始めると後悔する可能性が高い動物でもあります。
十分な情報収集と覚悟を持って、迎え入れることが大切です。
参考:「法的には家畜扱い」「実はきれい好き?」マンションで≪マイクロブタ≫を飼う

マイクロブタは賃貸でも飼える?

マイクロブタを賃貸物件で飼育したい方にとって、最も重要な情報をお伝えします。
ペット可物件でも要確認のポイント
『ペット可』と記載されている物件でも、マイクロブタの飼育が許可されるとは限りません。
なぜなら、マイクロブタは法律上『家畜』として扱われるためです。
【賃貸契約で確認すべきポイント】
- 『ペット可』の定義を確認:多くの『ペット可』物件は『犬・猫・小動物(ハムスター・ウサギなど)』を想定しており、『家畜は不可』とされる場合が多い
- 管理会社・大家さんに事前確認:『ミニブタ(またはマイクロブタ)を飼育したい』と明示し、書面で許可を得る
- 飼育条件の確認:鳴き声・体重・成体サイズなどを説明し、理解を得られるか確認
- 敷金・礼金の追加:ペット飼育により敷金が増額される場合がある
- 退去時の原状回復:床の傷や汚れの修繕費用について事前に確認
【許可を得やすくするコツ】
- マイクロブタの特徴(体臭が少ない、トイレのしつけができるなど)を丁寧に説明
- 鳴き声対策(防音対策を講じる予定)を提示
- ペット保険や賠償責任保険への加入を示す
- 定期的な健康診断やワクチン接種を行うことを約束
それでも、賃貸での飼育は非常にハードルが高いのが現実です。
将来的な引っ越しも考慮し、長期的に飼育できる環境を確保できるか、慎重に検討しましょう。
参考:ペットにマイクロブタを飼いたい!大きさ・値段・飼い方を解説
一戸建て・マンションでの飼育環境
住居タイプによって、マイクロブタの飼育環境は大きく異なります。
【一戸建ての場合】
- メリット:鳴き声の問題が比較的少ない、広いスペースを確保しやすい、自治体の許可さえ得られれば飼育しやすい
- デメリット:自治体によっては『住宅地での家畜飼育は不可』とされる場合がある
- おすすめポイント:庭があれば、日光浴や遊びのスペースとして活用できる(ただし脱走対策は必須)
【分譲マンションの場合】
- メリット:管理規約次第では飼育可能
- デメリット:鳴き声が近隣に響きやすい、管理規約で『家畜は不可』とされる場合が多い
- おすすめポイント:角部屋や最上階など、近隣への影響が少ない部屋を選ぶ
【賃貸マンション・アパートの場合】
- メリット:(ほとんどなし)
- デメリット:飼育許可を得るのが非常に難しい、鳴き声トラブルのリスクが高い、引っ越し時に次の物件を探すのが困難
- 現実的な判断:賃貸での飼育は推奨できない
【理想的な飼育環境】
- 自己所有の一戸建て住宅
- 近隣との距離がある(田舎や郊外)
- 室内で自由に動き回れる広さ(最低4〜6畳以上)
- 滑りにくい床材
- 冷暖房完備
- 防音対策(二重サッシ、防音カーテンなど)
マイクロブタは『どこでも飼える』ペットではありません。
住環境を十分に整えられるかが、飼育成功の鍵となります。
参考:「法的には家畜扱い」「実はきれい好き?」マンションで≪マイクロブタ≫を飼う
マイクロブタに会えるカフェで触れ合い体験
マイクロブタを飼う前に、実際に触れ合ってみることを強くおすすめします。
全国にはマイクロブタと触れ合えるカフェがあり、飼育のイメージを具体化できます。
【マイクロブタカフェでできること】
- マイクロブタと直接触れ合う(抱っこ、撫でる、餌やりなど)
- 性格や行動を観察する
- 鳴き声の大きさを実際に体験する
- スタッフに飼育の相談をする
- 購入の検討(カフェによっては販売も行っている)
【主なマイクロブタカフェ】
- mipig cafe:東京(原宿・目黒)、大阪など全国展開。予約制で1時間からの触れ合い体験が可能
- pignic cafe:関東圏に展開。飼育相談や購入もできる
- その他地方のカフェ:名古屋、福岡、札幌などにも小規模なカフェが増えている
【カフェ訪問のポイント】
- 事前予約が必須の場合が多いため、公式サイトで確認
- 子豚だけでなく、成体のマイクロブタにも触れ合う(成長後のサイズ感を確認)
- スタッフに飼育の悩みや不安を相談する
- 鳴き声の大きさを実際に聞いて、許容できるか判断する
カフェでの体験を通じて、『本当に自分に飼えるか』を冷静に判断しましょう。

マイクロブタを飼う前の最終チェックリスト10項目
マイクロブタを迎える前に、以下の10項目をすべてクリアしているか確認してください。
- □ 10年以上の長期飼育を覚悟している
マイクロブタの寿命は10〜15年。生涯にわたる責任を持てるか - □ 総額300万円以上の経済的負担を受け入れられる
生体価格・初期費用・月々の飼育費・医療費を含めた総額を確認 - □ 家族全員が飼育に賛成している
一人だけの判断ではなく、家族全員の協力が得られるか - □ 自治体に飼育届出を提出できる環境である
自治体の規制を確認し、飼育が許可される地域か確認済み - □ 診察できる動物病院を複数確保している
かかりつけ医と緊急時の病院をリストアップ済み - □ 鳴き声による近隣トラブルのリスクを理解している
防音対策を講じる準備ができているか - □ 賃貸の場合、『家畜の飼育』許可を書面で得ている
口頭ではなく、契約書または書面で許可を得ているか - □ 長時間の留守番をさせない生活スタイルである
マイクロブタは寂しがり屋。長時間留守にする生活には向かない - □ マイクロブタカフェで実際に触れ合い、イメージを確認した
事前体験を通じて、本当に飼いたいか再確認 - □ 成体時に40kgまで成長する可能性を受け入れている
『思ったより大きくなった』という後悔がないよう、最大サイズを想定
すべての項目にチェックが入ったら、マイクロブタを迎える準備が整っています。
1つでも不安が残る項目があれば、もう一度じっくり検討しましょう。
まとめ
マイクロブタは、その愛らしさと賢さで多くの人を魅了するペットですが、飼育には十分な準備と覚悟が必要です。
【この記事の重要ポイント】
- 値段:生体価格20万〜50万円、初期費用10万〜20万円、15年間の総額300万円以上
- 寿命:平均10〜15年。長期飼育の責任と経済的負担を理解する
- 大きさ:成体で18kg〜40kg。個体差が大きいため、最大サイズを想定した準備が必要
- 性格:非常に賢く人懐っこい。犬と同等以上の知能を持ち、コミュニケーションが楽しめる
- 臭い:体臭は少ないが、トイレの清潔管理が重要
- 鳴き声:70〜90dBと大きく、近隣トラブルのリスクあり。防音対策が必須
- 法的義務:家畜扱いのため、飼育届出と年1回の豚熱ワクチン接種が義務
- 住環境:賃貸での飼育は非常に困難。一戸建てが理想的
マイクロブタは『誰でも簡単に飼える』ペットではありません。
しかし、適切な環境と覚悟を持って迎え入れれば、他のペットでは得られない特別な絆を築くことができます。
まずはマイクロブタカフェで実際に触れ合い、自分に本当に飼えるかを確認してみてください。
そして、この記事の情報を参考に、マイクロブタとの幸せな生活を実現してください。



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