「マイクロブタとミニブタって何が違うの?」ペットとして注目されるブタですが、実は明確な定義がなく、サイズや価格にも大きな差があります。『小さいまま』と思って飼ったのに予想以上に大きくなった、という後悔も少なくありません。この記事では、マイクロブタとミニブタの違いを徹底比較し、飼育前に知っておくべき情報を詳しく解説します。
【結論】マイクロブタとミニブタの違いは「サイズ・価格・入手先」の3つ

マイクロブタとミニブタの違いを簡潔にまとめると、「サイズ」「価格」「入手方法」の3点に集約されます。
マイクロブタは成体で18〜40kg程度、ミニブタは40〜100kg程度と、体重に約2〜3倍の差があります。
価格面では、マイクロブタが20万〜80万円、ミニブタが5万〜30万円と、マイクロブタの方が高額です。
入手先も異なり、マイクロブタは専門ブリーダーや専門カフェ経由がメイン、ミニブタは実験動物施設や一般ブリーダーからの譲渡が中心となっています。
違いを一覧表で比較
| 比較項目 | マイクロブタ | ミニブタ |
|---|---|---|
| 成体サイズ | 18〜40kg | 40〜100kg |
| 体長 | 40〜60cm | 60〜90cm |
| 価格相場 | 20万〜80万円 | 5万〜30万円 |
| 入手方法 | 専門ブリーダー、専門カフェ | 実験施設、一般ブリーダー |
| 寿命 | 10〜15年 | 10〜15年 |
| 性格 | 人懐っこい、甘えん坊 | 個体差が大きい |
この表からもわかるように、両者の最大の違いはサイズと価格にあります。
ただし、後述するように「マイクロブタ」「ミニブタ」という呼称には明確な基準がないため、購入時には必ず個体の親のサイズを確認することが重要です。
「明確な定義がない」という前提を知っておこう
最も重要な前提として、マイクロブタとミニブタには公式な定義や品種登録が存在しません。
これらは品種名ではなく、通常のブタ(200〜300kg)を小型化した個体群を指す通称にすぎません。
ミニブタは実験動物用に小型化されたブタ、マイクロブタはそのミニブタをさらに小型化したブタ、という大まかな区分はありますが、「何kg以下がマイクロブタ」という厳密な基準はないのが現状です。
そのため、同じ「マイクロブタ」として販売されていても、ブリーダーによって成体サイズが20kgの個体もあれば、50kg近くになる個体もあります。
購入時には販売者の言葉を鵜呑みにせず、親豚の実際のサイズや成長記録を必ず確認することが、後悔しないための鉄則です。
マイクロブタとは?定義・大きさ・特徴を解説

マイクロブタは、ペットとして飼育しやすいよう品種改良された小型のブタです。
近年、日本でもマイクロブタカフェの人気や芸能人の飼育報告により、注目度が急上昇しています。
マイクロブタの定義と名前の由来
マイクロブタはミニブタをさらに小型化した個体群を指す通称です。
養豚用のブタ(200〜300kg)→実験用ミニブタ(40〜100kg)→ペット用マイクロブタ(18〜40kg)という流れで、段階的に小型化されてきました。
「マイクロ(micro)」という名称は「非常に小さい」という意味から付けられていますが、公式な品種登録や定義は存在しません。
海外ではミニチュアピッグ(Miniature Pig)、ティーカップピッグ(Teacup Pig)などとも呼ばれますが、これらも同様にマーケティング上の呼称であり、厳密な区分ではありません。
日本国内では主にmipig、pignicなどの専門ブリーダーが、小型個体同士の選抜交配により、より小さなマイクロブタの作出を進めています。
成体サイズ・体重はどのくらい?【数値で解説】
マイクロブタの成体サイズは、体重18〜40kg、体長40〜60cm、体高30〜45cm程度が一般的です。
これは中型犬(柴犬、ビーグル)から大型犬(ラブラドール)程度のサイズに相当します。
- 生後3ヶ月:3〜5kg
- 生後6ヶ月:8〜15kg
- 1歳:15〜25kg
- 2〜3歳(成体):18〜40kg
成長スピードは個体差が大きく、生後1年で成体サイズの70〜80%に達し、2〜3歳で完全に成長が止まるのが一般的です。
ただし、優良ブリーダーの小型ラインでは成体20kg前後、一般的なラインでは30〜40kgと、同じ『マイクロブタ』でも倍近い差が出ることがあります。

マイクロブタの寿命と性格
マイクロブタの平均寿命は10〜15年で、適切な飼育環境では15年以上生きる個体もいます。
犬猫と同程度の長期飼育が必要なため、10年以上の飼育責任を負う覚悟が必要です。
性格面では、マイクロブタは非常に人懐っこく、甘えん坊で社交的な個体が多いとされます。
- 知能が高く、犬と同等かそれ以上の学習能力
- 名前を覚え、トイレのしつけも可能
- きれい好きで、決まった場所で排泄する習性
- 好奇心旺盛で遊び好き
- 甘えん坊で飼い主への愛着が強い
一方で、嫉妬心が強く、寂しがり屋な一面もあります。
長時間の留守番はストレスになりやすく、分離不安を起こすこともあるため、在宅時間が長い家庭に適しています。
また、食欲が旺盛で、食べ物への執着が強いため、肥満管理が重要です。
ミニブタとは?定義・大きさ・特徴を解説

ミニブタは、マイクロブタよりもサイズが大きく、歴史も古い小型ブタです。
元々は医学・薬学研究用の実験動物として開発されましたが、近年はペットとしての需要も増えています。
ミニブタの定義と代表的な品種
ミニブタは実験動物用に小型化されたブタの総称で、通常の養豚ブタ(200〜300kg)と比べて大幅に小型です。
1960年代にアメリカで実験用として開発されたのが始まりで、日本では1980年代から導入されました。
代表的なミニブタの系統には以下があります:
- ゲッチンゲン系:ドイツ原産、成体40〜60kg、実験動物として世界的に普及
- ポットベリー系:ベトナム原産、成体50〜80kg、丸い体型が特徴
- クラウン系:日本で開発、成体30〜50kg、白色の毛色
- オーミニ系:日本で開発、成体40〜70kg、実験用に広く使用
これらの系統も厳密な品種登録があるわけではなく、実験施設や研究機関ごとに独自のラインが維持されているのが実情です。
成体サイズ・体重はどのくらい?【数値で解説】
ミニブタの成体サイズは、体重40〜100kg、体長60〜90cm、体高40〜60cm程度が標準的です。
マイクロブタの2〜3倍の体重になることが多く、大型犬を大きく超えるサイズになります。
- 生後3ヶ月:5〜8kg
- 生後6ヶ月:15〜25kg
- 1歳:30〜50kg
- 2〜3歳(成体):40〜100kg
ミニブタもマイクロブタと同様、生後1年で急成長し、2〜3歳で成長が止まります。
特に注意すべきは、『ミニブタ』として販売された個体が80kg以上に成長するケースも珍しくないことです。
実験施設から譲渡された個体や、品種改良が進んでいない個体では、100kg近くになることもあります。
ミニブタの寿命と性格
ミニブタの平均寿命も10〜15年で、マイクロブタと大きな差はありません。
体が大きい分、老齢期の介護負担はマイクロブタより重くなる可能性があります。
性格は個体差が非常に大きいのがミニブタの特徴です。
- 実験動物出身の個体:人に対して警戒心が強く、馴れにくいことがある
- ペット用に繁殖された個体:人懐っこく、穏やかな性格
- 野生に近い系統:活発で好奇心旺盛だが、気性が荒いこともある
マイクロブタと比べると、ミニブタは出自による性格のばらつきが大きいため、購入前に実際に触れ合って相性を確認することが重要です。
ただし、基本的な知能の高さ、きれい好きな習性、食欲旺盛な点は共通しています。
マイクロブタとミニブタの違いを5つの軸で徹底比較

ここでは、飼育を検討する際に重要な5つの観点から、マイクロブタとミニブタの違いを詳しく比較します。
①サイズ・体重の違い
サイズの違いは、飼育スペース確保の最重要判断材料です。
マイクロブタ(18〜40kg)とミニブタ(40〜100kg)では、必要な飼育スペースが大きく異なります。
| 項目 | マイクロブタ | ミニブタ |
|---|---|---|
| 体重 | 18〜40kg | 40〜100kg |
| 体長 | 40〜60cm | 60〜90cm |
| 必要スペース | 3〜4畳程度 | 6畳以上推奨 |
| 散歩の引きの強さ | 中型犬程度 | 制御困難なほど強い |
マイクロブタは都市部のマンションでも飼育可能なサイズですが、ミニブタは一軒家や広い庭がある環境が理想的です。
また、40kgを超えると獣医による往診や通院時の移動が困難になるため、飼育難易度が格段に上がります。
②価格・相場の違い
購入価格には3〜6倍の差があります。
- マイクロブタ:20万〜80万円(平均40万円前後)
- ミニブタ:5万〜30万円(平均15万円前後)
マイクロブタが高額な理由は、小型個体同士の選抜交配に時間とコストがかかるためです。
特に、mipigやpignicなどの専門ブリーダーの小型ラインは、成体20kg前後を目指した厳選交配を行っているため、60万〜80万円の高額になることもあります。
一方、ミニブタは実験施設からの譲渡や、品種改良が進んでいない個体が多く、比較的安価です。
ただし、購入価格以外の飼育費用(餌代、医療費、設備費)は両者ほぼ同額であり、月々2〜5万円程度かかります。
③入手方法・購入ルートの違い
入手方法も大きく異なります。
【マイクロブタの主な入手先】
- 専門ブリーダー:mipig、pignicなど(予約制、数ヶ月待ちも)
- マイクロブタカフェ:販売も行っている店舗あり
- ペットショップ:一部の大型店で取り扱い
【ミニブタの主な入手先】
- 実験動物施設:研究終了後の譲渡(無料〜低価格)
- 一般ブリーダー:個人繁殖家から
- 里親募集:SNSや掲示板での譲渡
マイクロブタは専門ブリーダーからの購入が主流で、親豚の情報や成長記録が確認しやすい利点があります。
ミニブタは入手ルートが多様ですが、出自が不明確な個体も多く、成体サイズの予測が困難なリスクがあります。
④性格・飼いやすさの違い
性格と飼いやすさの面では、マイクロブタの方が初心者向けといえます。
| 項目 | マイクロブタ | ミニブタ |
|---|---|---|
| 人懐っこさ | 非常に高い | 個体差が大きい |
| しつけのしやすさ | 比較的容易 | やや難しい(個体差大) |
| 初心者向き度 | ◎ | △ |
| 力の制御 | 可能 | 成体は困難 |
マイクロブタはペット用に選抜交配された個体が多く、人懐っこく穏やかな性格に仕上がっています。
一方、ミニブタは出自により性格が大きく異なり、実験動物出身の個体は警戒心が強く、馴らすのに時間がかかることがあります。
また、体重50kg以上になると、興奮時や餌を求める際の力が非常に強く、制御が困難になるため、小柄な女性や高齢者には不向きです。
⑤寿命・健康リスクの違い
寿命はどちらも10〜15年で大きな差はありませんが、健康リスクには違いがあります。
【マイクロブタの健康リスク】
- 肥満:小型化のため代謝が低く、太りやすい
- 関節疾患:小型化による骨格への負担
- 心臓疾患:近親交配による遺伝的リスク
【ミニブタの健康リスク】
- 肥満:食欲旺盛で体重管理が困難
- 関節炎:高齢期に体重負荷で発症しやすい
- 皮膚疾患:体が大きく、皮膚ケアが行き届きにくい
どちらも豚熱(豚コレラ)などのブタ特有の感染症リスクがあり、定期的な健康診断とワクチン接種が必要です。
また、ブタ専門の獣医師が非常に少ないため、事前に診療可能な動物病院を確認しておくことが重要です。
「マイクロブタは小さいまま」は本当?成長後のリアルな実態

「マイクロブタは小さいまま」という期待と、実際の成長後のサイズにはギャップがあります。
購入前に必ず知っておくべき、成長に関する現実を解説します。
「思ったより大きくなった」と後悔する人が多い理由
「20kgと聞いていたのに40kgになった」「抱っこできると思っていたのに無理だった」という後悔の声は少なくありません。
その理由は以下の3点です:
- ①販売時の情報が曖昧:『マイクロブタ』という呼称に明確な基準がなく、販売者により定義が異なる
- ②子豚の可愛さに騙される:生後2〜3ヶ月の子豚は3〜5kgで非常に小さく、成体の姿をイメージしにくい
- ③親豚の情報未確認:親豚のサイズを確認せずに購入し、遺伝的に大きくなる個体だったことが判明
特に問題なのは、『マイクロブタ』として販売された個体が、実際にはミニブタサイズ(50kg以上)に成長するケースです。
これは、販売者が意図的に誤情報を伝えているわけではなく、個体の遺伝的な成長ポテンシャルを正確に予測できないことが原因です。
餌を減らしてサイズを抑えるのは絶対NG
「大きくなりすぎないように餌を減らす」という誤った飼育方法は絶対にやってはいけません。
餌を制限してサイズを抑えようとすると、以下の深刻な健康被害が起こります:
- 栄養失調:骨や筋肉の発育不全
- 免疫力低下:感染症にかかりやすくなる
- 行動異常:空腹ストレスから攻撃的になる、異食行動
- 寿命短縮:慢性的な栄養不足による早期死亡
ブタの成体サイズは遺伝で決まっており、餌の量で制御できるものではありません。
適切な量の餌を与え、運動と健康管理で適正体重を維持することが正しい飼育方法です。
もし「餌を減らして小さく保つ」と指導する販売者がいたら、その業者からの購入は避けるべきです。
後悔しないために「成体の親」を必ず確認しよう
購入時の最重要チェックポイントは、親豚の実際のサイズ確認です。
子豚の成体サイズは親豚の遺伝に大きく左右されるため、親豚を実際に見せてもらうことで、購入後のサイズをかなり正確に予測できます。
【購入前の確認リスト】
- 父親・母親の成体時の体重と体長
- 可能であれば親豚の実物を見学
- 兄弟姉妹の成長記録(過去の繁殖個体のサイズ)
- 血統書または繁殖記録
- 成長曲線のデータ(月齢ごとの体重推移)
信頼できるブリーダーは、これらの情報を積極的に開示し、実物の親豚を見せてくれます。
逆に、「親豚は見せられない」「成長後のサイズは保証できない」と言う業者からの購入は避けるべきです。

マイクロブタとミニブタどっちを選ぶ?タイプ別診断

ここまでの比較を踏まえて、あなたにはどちらが向いているかを診断します。
マイクロブタが向いている人の特徴
以下に当てはまる人は、マイクロブタが適しています:
- ①都市部のマンション・アパート住まい:3〜4畳のスペースで飼育可能
- ②初めてブタを飼う:人懐っこく穏やかな性格で、初心者でも扱いやすい
- ③小柄な女性・高齢者:成体でも制御可能なサイズと力
- ④通院・移動が必要:車での移動や、動物病院への通院が現実的
- ⑤予算に余裕がある:購入価格40万円前後を負担できる
- ⑥小さめのペットを希望:中型犬程度のサイズを想定している
マイクロブタは、『ブタを飼いたいけど、できるだけ小さい方がいい』という希望に最も近い選択肢です。
ただし、それでも成体で30〜40kgになる可能性は考慮しておく必要があります。
ミニブタが向いている人の特徴
以下に当てはまる人は、ミニブタも選択肢に入ります:
- ①一軒家・広い庭がある:6畳以上の飼育スペースと屋外運動場を確保できる
- ②体力に自信がある:50kg以上の動物を制御できる力と体力
- ③購入費用を抑えたい:15万円前後の予算で考えている
- ④実験動物の譲渡に関心がある:研究終了後のブタに第二の人生を与えたい
- ⑤サイズへのこだわりがない:大きくなっても問題ない環境と覚悟がある
- ⑥動物飼育の経験が豊富:大型犬や家畜の飼育経験があり、扱いに慣れている
ミニブタは、『サイズよりも、ブタという動物そのものを飼いたい』という人に向いています。
また、保護・譲渡という形で社会貢献的な側面もあります。
購入前に確認すべき5つのチェックリスト
マイクロブタ・ミニブタどちらを選ぶにしても、購入前に必ず確認すべき5項目があります。
- 親豚のサイズを実物で確認したか?
- 父親・母親の体重・体長の実測値
- 可能なら実物を見学
- ブタ診療可能な動物病院を確保したか?
- 自宅から通院可能な範囲(車で1時間以内)にあるか
- 事前に電話で診療可否を確認
- 飼育スペースは十分か?
- 成体サイズを想定した飼育エリア(最低3〜6畳)
- トイレスペース、寝床、運動スペースを分けられるか
- 15年間の飼育費用を試算したか?
- 月々の餌代・医療費:2〜5万円
- 15年間で総額400万〜900万円
- 賃貸の場合、ペット飼育可・ブタ飼育OKか?
- 「ペット可」でも「ブタ不可」の物件が多い
- 必ず事前に大家・管理会社に確認
これらをすべてクリアできる確信が持てたら、購入を検討しましょう。
一つでも不安がある場合は、まずマイクロブタカフェで触れ合い体験をするなど、より慎重に判断することをおすすめします。
マイクロブタ・ミニブタを飼う前に知っておくべき基礎知識

実際に飼育を始める前に、法律・スペース・費用の3点を正確に理解しておきましょう。
飼育届出は必要?法的手続きの基本
マイクロブタ・ミニブタは法律上『家畜』に分類されます。
そのため、犬猫とは異なる法的義務が発生します。
【必要な届出】
- 家畜伝染病予防法に基づく飼養衛生管理基準の遵守
- 都道府県への飼育頭数の届出(自治体により義務の有無が異なる)
- 豚熱(豚コレラ)など特定疾病の発生時の報告義務
具体的な手続きは居住地の都道府県の畜産課・家畜保健衛生所に確認してください。
東京都など一部自治体では、ブタの飼育自体が条例で制限されている地域もあります。
また、動物愛護法の対象でもあるため、適切な飼育環境の維持、虐待の禁止などの義務もあります。
飼育に必要なスペース・環境の目安
快適な飼育には、以下のスペースと設備が必要です。
| 項目 | マイクロブタ | ミニブタ |
|---|---|---|
| 飼育エリア | 3〜4畳(約5〜7㎡) | 6畳以上(約10㎡以上) |
| トイレスペース | 0.5〜1畳 | 1〜1.5畳 |
| 屋外運動場 | 推奨(なくても可) | 必須 |
| 温度管理 | 冬季:暖房必須(18〜25℃) | 同左 |
【必要な設備】
- 床材:滑らないマット、クッションフロア(関節保護)
- トイレ:大型犬用トイレ、ペットシーツ
- 寝床:大型犬用ベッド、毛布
- 暖房器具:エアコン、ペット用ヒーター
- 餌入れ・水入れ:重量があり倒れないもの
- おもちゃ:知育玩具、噛むおもちゃ
特に重要なのは温度管理で、ブタは暑さ・寒さに弱いため、年間を通じてエアコンでの温度調整が必須です。
また、床が滑ると関節を痛めるため、フローリングの場合は必ずマットを敷きましょう。
飼育費用の目安【初期費用・月々のコスト】
飼育には購入費以外に継続的なコストがかかります。
【初期費用】
- 個体購入費:マイクロブタ20万〜80万円、ミニブタ5万〜30万円
- 飼育設備:5万〜15万円(トイレ、ベッド、マット、餌入れなど)
- 初回医療費:3万〜5万円(健康診断、去勢・避妊手術)
- 合計:30万〜100万円
【月々のランニングコスト】
- 餌代:1万〜2万円(専用フード、野菜、果物)
- ペットシーツ・消耗品:5,000〜1万円
- 電気代(エアコン):5,000〜1万円
- 医療費(平均):5,000〜1万円(定期健診、ワクチン積立)
- 合計:2.5万〜5万円/月
【15年間の総費用】
- ランニングコスト:450万〜900万円
- 初期費用:30万〜100万円
- 総額:480万〜1,000万円
これは大型犬の飼育費用と同等以上であり、決して安価ではありません。
特に、ブタ専門の獣医が少ないため、医療費が高額になりやすい点に注意が必要です。
また、高齢期には介護費用(通院タクシー、往診費など)がさらに加算される可能性もあります。

まとめ:マイクロブタとミニブタの違いを理解して後悔しない選択を

マイクロブタとミニブタの違いは、サイズ・価格・入手先の3点に集約されます。
【この記事の重要ポイント】
- サイズ:マイクロブタ18〜40kg、ミニブタ40〜100kg。成体サイズは遺伝で決まり、餌では制御できない
- 価格:マイクロブタ20万〜80万円、ミニブタ5万〜30万円。ただし月々のランニングコストは同等(2.5万〜5万円)
- 入手方法:マイクロブタは専門ブリーダー、ミニブタは実験施設・一般ブリーダーが主流
- 明確な定義はない:『マイクロブタ』『ミニブタ』に公式基準なし。必ず親豚のサイズを確認すること
- 飼育は15年の責任:総費用480万〜1,000万円、法的義務(家畜としての届出)もあり
「小さくて可愛い」というイメージだけで飼い始めると、成長後のサイズや飼育の大変さに後悔する可能性があります。
購入前に必ず行うべきこと:
- マイクロブタカフェで実際に触れ合い、成体のサイズを確認
- 親豚のサイズを実物で確認(最重要)
- ブタ診療可能な動物病院を確保
- 15年間の飼育費用を試算し、継続可能か判断
- 賃貸の場合、ブタ飼育の可否を確認
これらを全てクリアし、『大きくなっても最後まで責任を持って飼う』という覚悟ができたら、マイクロブタ・ミニブタは素晴らしいパートナーになるでしょう。
後悔しない選択のために、この記事の情報をぜひ活用してください。


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