SNSで見かけるかわいいマイクロブタに憧れて、『自分も飼ってみたい』と思っていませんか?でも、実際の飼育はイメージと違う部分も多く、準備不足で後悔する人も少なくありません。この記事では、マイクロブタの基本スペックから毎日の世話、費用、しつけ方法まで、初心者が知っておくべき情報を網羅的に解説します。これを読めば、マイクロブタとの暮らしをリアルにイメージでき、飼育の判断ができるようになります。
マイクロブタを飼う前に知っておくべき5つの現実

マイクロブタは『小型で飼いやすい』というイメージがありますが、実際には予想外の困難や誤解が多い動物です。
飼育を始めてから『こんなはずじゃなかった』と後悔しないために、まずは現実を正直にお伝えします。
特に重要なのは成長後のサイズです。
『マイクロ』という名前から数キロ程度をイメージする人が多いですが、実際には成長すると30〜40kg程度になることもあります。
また、鳴き声は犬よりも大きく、集合住宅では騒音トラブルになる可能性があります。
さらに、マイクロブタを診察できる動物病院は限られており、病気になったときに困るケースも少なくありません。
飼育費用も想像以上にかかります。初期費用だけでなく、毎月の餌代や医療費、温度管理の光熱費なども考慮する必要があります。

基本スペック(寿命・成体サイズ・性格・知能レベル)
マイクロブタの基本スペックを正確に把握しておくことは、飼育の第一歩です。
寿命は約10〜15年とされており、犬や猫と同程度の長期的な責任が求められます。
成体サイズは個体差が大きく、一般的には体重30〜40kg、体長50〜70cm程度に成長します。
『マイクロ』という名称から小型犬サイズを想像する人が多いですが、実際には中型犬に近いサイズになることを理解しておきましょう。
性格は非常に賢く、好奇心旺盛で人懐っこい個体が多いです。
ただし、食欲が強く、食べ物への執着が激しいため、肥満管理が重要になります。
知能レベルは犬以上とも言われ、3歳児程度の知能を持つとされています。
トイレのしつけや簡単な芸を覚えることができ、自分の名前も認識します。
参考:マイクロブタの特徴は?大きさ・寿命・お世話の仕方を徹底解説
犬・猫と比較した飼育難易度を正直に解説
マイクロブタの飼育難易度は、犬・猫よりも高いと考えてください。
最大の理由は、飼育環境の特殊性と対応できる動物病院の少なさです。
犬や猫と比較した場合の具体的な違いを以下にまとめます。
- 医療環境:マイクロブタを診察できる獣医師は限られており、緊急時に困るリスクがある
- 温度管理:適温は20〜24度で、夏冬ともにエアコンでの温度調整が必須
- 食事管理:食欲が非常に強く、与えれば与えるだけ食べてしまうため、厳密な量の管理が必要
- 力の強さ:成長すると30kg以上になり、力も強いため、制御が難しくなることがある
- 法的手続き:地域によっては届出や立入検査が必要で、飼育前の手続きが煩雑
一方で、トイレのしつけは犬より簡単で、賢いため基本的なコマンドは覚えやすいというメリットもあります。
ただし、飼育の手間や費用、リスクを総合的に考えると、初めてペットを飼う人にはハードルが高いと言えます。
参考:マイクロブタを飼って後悔する人って?飼う前に知っておくべきこと
マイクロブタの飼い方が向いている人・向いていない人
マイクロブタの飼育が向いているかどうかは、ライフスタイルや住環境によって大きく左右されます。
向いている人の特徴は以下の通りです。
- 持ち家または戸建てで、十分な飼育スペースがある
- 在宅時間が長く、毎日の世話や遊び相手になれる
- 経済的に余裕があり、医療費や飼育費用を継続的に負担できる
- 動物の個性を受け入れ、長期的に責任を持てる
- マイクロブタを診察できる動物病院が近隣にある
一方で、向いていない人の特徴は次の通りです。
- 賃貸マンション・アパートに住んでおり、ペット飼育の制限が厳しい
- 仕事が忙しく、1日の大半を家を空ける
- 『小さくてかわいい』という見た目だけで飼育を決めている
- 成長後のサイズや鳴き声、力の強さを受け入れられない
- 費用面で月々数千円〜数万円の出費が負担になる
特に、成長後のサイズを受け入れられるかどうかが最大のポイントです。
『思ったより大きくなった』という理由で手放すケースもあるため、事前にしっかりと自己分析しましょう。
マイクロブタの飼い方|迎える前の準備チェックリスト

マイクロブタを迎える前には、飼育環境の整備と必要なグッズの準備が欠かせません。
準備不足のまま迎えてしまうと、ストレスやトラブルの原因になります。
ここでは、具体的に何を準備すべきか、チェックリスト形式で解説します。

飼育環境の条件(広さ・温度・屋外スペース)
マイクロブタの飼育には、室内での飼育が推奨されています。
理由は、日本には豚特有の伝染病が多く存在し、屋外飼育では感染リスクが高まるためです。
必要なスペースは、最低でも6畳以上が目安です。
成長すると中型犬サイズになるため、狭い空間ではストレスを感じやすくなります。
温度管理も重要で、適温は20〜24度です。
生後3ヶ月までの赤ちゃんは25度程度が適温とされており、エアコンやヒーターでの温度調整が必須です。
また、マイクロブタは運動が必要な動物なので、屋外スペースや散歩できる環境があると理想的です。
ただし、散歩時にはリードとハーネスを使用し、他の動物や人との接触に注意しましょう。
参考:マイクロブタの飼育のポイントは?ペットとして飼う魅力を紹介
必要なグッズと初期費用の目安
マイクロブタを迎えるために必要なグッズと初期費用をまとめました。
必須グッズは以下の通りです。
- ケージまたはサークル:安全な居場所として必要。価格は1万〜3万円程度
- トイレトレー:犬用の大きめサイズが適しています。価格は3,000〜8,000円程度
- 餌入れ・水入れ:倒れにくい重めのものが推奨。価格は各1,000〜3,000円程度
- ペレットフード:専用のマイクロブタ用またはミニブタ用。1袋2,000〜5,000円程度
- ペットシーツ:トイレトレーニング用。月額1,000〜2,000円程度
- 温度管理器具:エアコン、ヒーター、冷却マットなど。初期費用5,000〜2万円程度
- ハーネス・リード:散歩用。価格は3,000〜8,000円程度
- 爪切り:専用のものが推奨。価格は1,500〜3,000円程度
初期費用の合計目安は、グッズ代だけで約3万〜7万円です。
これに加えて、生体価格(10万〜30万円程度)や初回の健康診断・ワクチン代(1万〜3万円程度)がかかります。
総額では15万〜50万円程度を見込んでおくと安心です。
参考:育て方|【Piglets】福岡のマイクロブタブリーダー
動物病院の探し方と届出の事前確認
マイクロブタを飼う上で最も重要な準備の一つが、診察可能な動物病院を事前に見つけておくことです。
犬猫専門の病院では診察を断られるケースが多いため、必ずエキゾチックアニマルや豚を診られる病院を探しましょう。
探し方としては、以下の方法が有効です。
- 『マイクロブタ 動物病院 〇〇(地域名)』で検索
- マイクロブタカフェやブリーダーに紹介してもらう
- エキゾチックアニマル専門の動物病院リストを確認
また、地域によっては飼育前に届出が必要な場合があります。
豚は家畜伝染病予防法の対象動物であり、自治体によっては飼育場所の立入検査や定期報告が求められることがあります。
必ず事前に自治体の畜産課や保健所に確認しておきましょう。
マイクロブタの餌と食事管理|与え方・量・NGリスト

マイクロブタの健康を維持するには、適切な食事管理が欠かせません。
食欲が非常に強く、与えれば与えるだけ食べてしまうため、飼い主がしっかりと量をコントロールする必要があります。
ここでは、主食の選び方、副食に使える食材、NGリスト、年齢別の給餌量について解説します。
主食の選び方(専用ペレットフード)
マイクロブタの主食は、専用のペレットフードが基本です。
犬用や猫用のフードは栄養バランスが異なるため、必ずマイクロブタ用またはミニブタ用のフードを選びましょう。
市販されている主なフードには以下のようなものがあります。
- マイクロブタ専用ペレット(国内メーカー)
- ミニブタ用ペレット(海外メーカー)
- 低カロリー・高繊維質のフード
選ぶ際のポイントは、低カロリーで食物繊維が豊富なものを選ぶことです。
マイクロブタは肥満になりやすいため、カロリー過多にならないよう注意が必要です。
フードは1日2〜3回に分けて与え、月の餌代は約3,000円程度が目安です。
参考:育て方|【Piglets】福岡のマイクロブタブリーダー
副食に使える野菜・果物と与えてはいけないもの
ペレットだけでなく、野菜や果物を副食として与えることで、栄養バランスを整えることができます。
与えても良い野菜・果物は以下の通りです。
- キャベツ、レタス、白菜
- にんじん、さつまいも、かぼちゃ
- りんご、バナナ、いちご
- きゅうり、トマト
ただし、果物は糖分が多いため、与えすぎは肥満の原因になります。
おやつ程度に少量与えるようにしましょう。
一方で、与えてはいけない食材(NGリスト)は以下の通りです。
- 玉ねぎ、ネギ類:中毒症状を引き起こす可能性
- チョコレート、カフェイン:神経系に悪影響
- アボカド:豚には有毒
- 人間の加工食品:塩分・糖分が多く健康に悪影響
- 生の豆類:消化不良の原因
特に玉ねぎやチョコレートは命に関わる危険性があるため、絶対に与えないでください。
年齢別の給餌量と肥満防止のポイント
マイクロブタの給餌量は、年齢と体重によって調整する必要があります。
一般的な給餌量の目安は以下の通りです。
- 生後2〜3ヶ月:1日50〜100g(3回に分けて)
- 生後4〜6ヶ月:1日100〜150g(2〜3回に分けて)
- 成体(7ヶ月以降):1日150〜200g(2回に分けて)
ただし、これはあくまで目安であり、個体の体重や運動量に応じて調整することが重要です。
肥満防止のポイントは以下の通りです。
- 決められた量を守り、おねだりされても追加で与えない
- おやつは1日の総カロリーの10%以内に抑える
- 定期的に体重を測定し、増減をチェックする
- 適度な運動(散歩や遊び)を毎日行う
マイクロブタは食欲が非常に強いため、飼い主が厳密に管理しないと肥満になりやすいです。
肥満は関節や内臓への負担が大きく、寿命を縮める原因になるため、日々の食事管理を徹底しましょう。
参考:マイクロブタの飼い方|値段や寿命は?大人になったときのサイズ
マイクロブタのトイレのしつけ方法|成功率を上げる手順

マイクロブタは非常に賢く、トイレのしつけは犬よりも簡単だと言われています。
ただし、正しい手順を踏まないと失敗することもあるため、具体的なステップとトラブルシューティングを解説します。

場所固定から習得までの具体的ステップ
マイクロブタのトイレトレーニングは、場所を固定し、繰り返し習慣づけることがポイントです。
以下の手順で進めましょう。
- トイレの場所を決める:静かで人通りの少ない場所を選び、トイレトレーを設置します。
- 排泄のサインを観察する:マイクロブタは排泄前に床をクンクン嗅いだり、特定の場所をウロウロしたりします。
- サインを見たらトイレに誘導:排泄のサインを見たら、すぐにトイレトレーに誘導します。
- 成功したらすぐに褒める:トイレで排泄できたら、すぐに声をかけて褒め、おやつを与えます。
- 失敗しても叱らない:失敗した場所は無言で掃除し、臭いを完全に消します。叱ると恐怖心を持ち、しつけが進まなくなります。
- 繰り返し習慣づける:1〜2週間ほど繰り返すことで、トイレの場所を覚えます。
マイクロブタは清潔好きなので、トイレトレーをこまめに掃除することも重要です。
汚れたままだと別の場所で排泄するようになります。
参考:ブタさんのトレーニング【心得編】 – mipig family
うまくいかないときのトラブルシューティング
トイレトレーニングがうまくいかない場合、以下の原因と対処法を確認しましょう。
よくある失敗原因と対策
- トイレトレーが汚れている:こまめに掃除し、清潔な状態を保つ
- トイレの場所が落ち着かない:静かで安心できる場所に移動する
- 排泄のタイミングを逃している:食後や起床後など、排泄しやすい時間帯に誘導する
- トイレトレーのサイズが小さい:成長に合わせて大きめのトレーに変える
- 叱ってしまった:叱ると恐怖心を持ち、隠れて排泄するようになります。失敗は無視して掃除し、成功時に褒めることに集中しましょう。
また、複数の場所で排泄する癖がついてしまった場合は、一度トイレトレーを増やして、徐々に1箇所に統一する方法もあります。
焦らず、根気強く繰り返すことがトイレトレーニング成功の鍵です。
マイクロブタの毎日の世話|1日のルーティン

マイクロブタを健康に飼育するには、毎日の世話を習慣化することが大切です。
ここでは、1日のルーティンとして行うべき世話の内容を解説します。
運動・散歩の必要性と正しいやり方
マイクロブタは運動不足になるとストレスや肥満の原因になるため、毎日の運動が必要です。
理想的な運動量は、1日1回、20〜30分程度の散歩です。
散歩の際には、以下のポイントを守りましょう。
- ハーネスとリードを必ず使用:首輪だと抜けやすいため、体全体を固定できるハーネスが推奨されます。
- 人通りの少ない時間帯を選ぶ:マイクロブタは珍しいため、人が集まりやすく、ストレスになることがあります。
- 他の動物との接触を避ける:犬などに驚いてパニックになることがあるため、注意が必要です。
- 日差しの強い時間帯は避ける:豚は体温調節が苦手で、暑さに弱いため、夏場は早朝や夕方に散歩しましょう。
散歩ができない日は、室内で遊ばせることでも運動不足を解消できます。
ボールを追いかけたり、隠したおやつを探させたりするなど、知能を使う遊びもおすすめです。
爪切り・牙の処理・皮膚ケアの方法
マイクロブタには定期的な爪切り、牙の処理、皮膚ケアが必要です。
爪切りの頻度と方法
爪は1〜2ヶ月に1回程度のペースで切ります。
犬用の爪切りを使い、血管を切らないように注意しながら少しずつカットします。
自信がない場合は、動物病院で切ってもらうことをおすすめします。
牙の処理
マイクロブタの牙は生涯伸び続けるため、定期的に削る必要があります。
牙が伸びすぎると、飼い主や他のペットを傷つける危険があります。
牙の処理は専門的な技術が必要なので、必ず動物病院で行いましょう。
皮膚ケア
マイクロブタの皮膚は乾燥しやすいため、保湿が重要です。
週に1〜2回程度、無香料の保湿クリームを塗ってあげましょう。
また、月に1回程度の入浴も推奨されています。
ただし、頻繁に洗いすぎると皮膚が乾燥するため、適度な頻度を守りましょう。

臭い対策と清潔な環境の維持方法
マイクロブタは体臭が少ない動物ですが、トイレや生活空間が汚れると臭いの原因になります。
臭い対策として、以下の方法を実践しましょう。
- トイレトレーをこまめに掃除:1日1〜2回はペットシーツを交換し、トレー自体も定期的に洗います。
- 床や壁の掃除:排泄物の飛び散りや汚れを放置すると臭いが染みつくため、毎日掃除します。
- 換気を徹底:室内の空気を定期的に入れ替え、臭いがこもらないようにします。
- 消臭剤を活用:ペット用の消臭剤を使い、臭いの元を分解します。
また、マイクロブタ自体を定期的に入浴させることで、体臭を抑えることができます。
清潔な環境を維持することで、マイクロブタも快適に過ごせます。
マイクロブタの飼い方|季節別の温度管理ポイント

マイクロブタは温度変化に敏感な動物です。
適切な温度管理を怠ると、体調を崩したり、最悪の場合は命に関わることもあります。
ここでは、夏と冬それぞれの温度管理ポイントを解説します。
夏の暑さ対策(熱中症予防)
マイクロブタは暑さに非常に弱い動物です。
豚は汗腺が少なく、体温調節が苦手なため、夏場は熱中症のリスクが高まります。
夏の暑さ対策として、以下を実践しましょう。
- 室温を20〜24度に保つ:エアコンは24時間稼働させ、常に快適な温度を維持します。
- 冷却マットやクールボードを使用:床に敷くことで、体を冷やすことができます。
- 水浴びをさせる:屋外スペースがある場合は、小さなプールを用意して水浴びをさせると効果的です。
- 直射日光を避ける:窓際など、日差しが強い場所には近づけないようにします。
- 散歩は早朝・夕方に:日中の暑い時間帯は避け、涼しい時間帯に散歩させます。
熱中症の初期症状には、呼吸が荒い、よだれが多い、ぐったりしているなどがあります。
これらの症状が見られたら、すぐに体を冷やし、動物病院に連絡してください。
冬の寒さ対策(保温と乾燥ケア)
マイクロブタは寒さにもやや弱く、冬場は保温対策が必要です。
特に生後3ヶ月までの赤ちゃんは体温調節が未熟なため、しっかりと保温しましょう。
冬の寒さ対策として、以下を実践しましょう。
- 室温を20〜25度に保つ:エアコンや暖房器具を使い、温度を一定に保ちます。
- ペット用ヒーターを使用:ケージやサークル内にペット用ヒーターを設置し、暖かい場所を作ります。
- 毛布やブランケットを用意:寒いときに潜り込めるように、柔らかい毛布を用意します。
- 隙間風を防ぐ:窓やドアの隙間から冷気が入らないようにします。
- 乾燥対策:暖房を使うと室内が乾燥するため、加湿器を使用し、湿度を50〜60%程度に保ちます。
また、冬場は皮膚が乾燥しやすいため、保湿ケアも忘れずに行いましょう。
寒さで体調を崩すと、風邪や呼吸器系の病気にかかることがあるため、注意が必要です。
マイクロブタの健康管理と病気予防

マイクロブタを長生きさせるには、定期的な健康チェックと病気予防が欠かせません。
ここでは、定期健診の頻度、かかりやすい病気、早期発見のサインについて解説します。
定期健診の頻度とチェック項目
マイクロブタの定期健診は、年に1〜2回受けることが推奨されています。
特に高齢になると病気のリスクが高まるため、7歳以降は年2回の健診が理想的です。
定期健診でチェックすべき項目は以下の通りです。
- 体重測定:肥満や痩せすぎのチェック
- 歯・牙の状態:伸びすぎや歯周病の確認
- 皮膚の状態:乾燥、湿疹、寄生虫の有無
- 爪の長さ:伸びすぎていないか確認
- 血液検査:肝臓・腎臓機能、感染症の有無
- 便検査:寄生虫や消化器系の異常チェック
また、ワクチン接種も重要です。
マイクロブタには豚用のワクチンが使用されることが多く、獣医師と相談して適切なワクチンを接種しましょう。
かかりやすい病気と早期発見のサイン
マイクロブタは比較的病気に強い動物ですが、以下の病気には注意が必要です。
かかりやすい病気
- 肥満:食べ過ぎによる体重増加。関節や内臓への負担が大きくなります。
- 皮膚炎:乾燥や寄生虫による湿疹やかゆみ。
- 呼吸器系疾患:風邪や肺炎。温度管理の不備が原因になることが多い。
- 消化器系疾患:下痢や便秘。誤食や不適切な食事が原因。
- 歯周病:歯や牙の管理不足による炎症。
早期発見のサイン
以下の症状が見られたら、すぐに動物病院に相談しましょう。
- 食欲がない、水を飲まない
- 下痢や嘔吐が続く
- 呼吸が荒い、咳をする
- 元気がなく、ぐったりしている
- 皮膚に湿疹やかゆみがある
- 歩き方がおかしい、足を引きずる
マイクロブタは体調不良を隠す習性があるため、日々の観察が重要です。
少しでも異変を感じたら、早めに動物病院を受診しましょう。
マイクロブタの飼育費用|初期費用と月々のランニングコスト

マイクロブタを飼うには、初期費用と継続的なランニングコストがかかります。
費用を事前に把握しておかないと、経済的に苦しくなる可能性があります。
ここでは、具体的な費用を詳しく解説します。
初期費用の内訳(生体代・用品代・医療費)
マイクロブタを迎える際の初期費用の目安は以下の通りです。
- 生体代:10万〜30万円(ブリーダーや血統により変動)
- 飼育用品代:3万〜7万円(ケージ、トイレトレー、餌入れ、ハーネスなど)
- 初回健康診断・ワクチン代:1万〜3万円
- 温度管理器具:5,000円〜2万円(エアコン設置費用は別途)
合計:15万〜50万円程度
生体代は血統や毛色、ブリーダーによって大きく異なります。
また、エアコンを新規購入する場合は、さらに5万〜15万円程度が追加で必要になります。
参考:マイクロブタとの暮らし。飼い方・かかる費用・ペットとしての魅力
月々の費用と年間コストシミュレーション
マイクロブタの月々のランニングコストは以下の通りです。
- 餌代:3,000〜5,000円(ペレットフード、野菜、おやつ)
- ペットシーツ代:1,000〜2,000円
- 光熱費(冷暖房):3,000〜1万円(季節により変動)
- 医療費(定期健診・予防接種):月割り2,000〜5,000円
- 消耗品(保湿剤、消臭剤など):1,000〜2,000円
月々の合計:約1万〜2.5万円
年間コストシミュレーションは以下の通りです。
- 月々の費用:12万〜30万円
- 定期健診・ワクチン:2万〜4万円
- 突発的な医療費(病気やケガ):0〜10万円
- 爪切り・牙の処理(動物病院):5,000円〜2万円
年間合計:約15万〜50万円
特に、夏冬の光熱費は大きな負担になるため、エアコンを24時間稼働させる覚悟が必要です。
また、病気やケガをした場合の医療費は高額になることもあるため、ペット保険の加入も検討しましょう。
参考:育て方|【Piglets】福岡のマイクロブタブリーダー
マイクロブタの入手方法と信頼できる購入先の選び方

マイクロブタを迎える際には、信頼できる購入先を選ぶことが非常に重要です。
悪質なブリーダーやペットショップから購入すると、病気の個体を迎えてしまったり、成長後に予想外のサイズになったりするリスクがあります。
ここでは、入手先の選択肢と良いブリーダーの見分け方を解説します。
入手先の選択肢(ブリーダー・カフェ・里親)
マイクロブタの入手先には、主に以下の3つの選択肢があります。
1. ブリーダーから購入
最も一般的な方法で、専門のブリーダーから直接購入します。
信頼できるブリーダーから購入すれば、健康状態や血統、性格などを詳しく知ることができます。
価格は10万〜30万円程度が相場です。
2. マイクロブタカフェで購入
マイクロブタカフェでは、実際にマイクロブタと触れ合い、性格を確認してから購入できます。
飼育相談やアフターサポートも充実しているため、初心者におすすめです。
3. 里親募集から引き取る
事情により飼えなくなったマイクロブタを引き取る方法です。
生体代は無料または低価格ですが、成体であることが多く、しつけや性格に課題がある場合もあります。
初心者よりも、飼育経験者向けの選択肢です。
良いブリーダーを見分けるチェックポイント
信頼できるブリーダーを選ぶために、以下のチェックポイントを確認しましょう。
- 飼育環境を見学できる:清潔で広い飼育スペースがあるか確認しましょう。
- 親豚を確認できる:成長後のサイズを予測するために、親豚を見せてもらいましょう。
- 健康診断書やワクチン証明書を提示:健康状態が証明されているか確認します。
- 飼育方法のアドバイスをしてくれる:購入後のサポートがあるか確認しましょう。
- 無理に購入を勧めない:飼育の大変さをきちんと説明し、慎重に検討するよう促すブリーダーは信頼できます。
- 口コミや評判を確認:SNSやレビューサイトで評判を調べましょう。
逆に、避けるべきブリーダーの特徴は以下の通りです。
- 飼育環境を見せたがらない
- 親豚の情報を教えてくれない
- 健康証明書がない
- 『小さいまま育ちます』と断言する(個体差があるため不可能)
- 購入を急がせる
良いブリーダーから購入することで、健康で性格の良いマイクロブタを迎えることができます。

マイクロブタの飼い方でよくある質問
ここでは、マイクロブタの飼育に関してよく寄せられる質問に回答します。
マイクロブタは臭いますか?
Q. マイクロブタは臭いますか?
A: マイクロブタ自体は体臭が少なく、犬や猫と比べても臭いは少ない動物です。ただし、トイレの掃除を怠ったり、飼育環境が不衛生だと臭いの原因になります。毎日のトイレ掃除と換気を徹底すれば、臭いはほとんど気になりません。
賃貸マンションでも飼えますか?
Q. 賃貸マンションでも飼えますか?
A: ペット可の賃貸でも、マイクロブタの飼育が許可されているかは別問題です。鳴き声が大きく、体重も30kg以上になるため、管理会社や大家さんに事前に確認が必要です。また、集合住宅では騒音トラブルになる可能性もあるため、慎重に判断しましょう。
一人暮らしでも飼えますか?
Q. 一人暮らしでも飼えますか?
A: 一人暮らしでも飼育は可能ですが、在宅時間が長いことが条件です。マイクロブタは寂しがり屋で、長時間の留守番はストレスになります。また、温度管理や毎日の世話が必要なため、仕事で家を空ける時間が長い場合は難しいでしょう。旅行や出張が多い人にも不向きです。
犬や猫と一緒に飼えますか?
Q. 犬や猫と一緒に飼えますか?
A: 個体によりますが、慣れれば犬や猫と一緒に飼うことは可能です。ただし、最初は別々の空間で過ごさせ、徐々に慣らしていく必要があります。マイクロブタは力が強いため、小型犬や猫がケガをしないよう注意しましょう。また、食事の際には必ず分けて与え、トラブルを防ぎます。
鳴き声はうるさいですか?
Q. 鳴き声はうるさいですか?
A: マイクロブタは犬よりも大きな声で鳴くことがあります。特に、お腹が空いたときや構ってほしいときには大きな声を出します。集合住宅では騒音トラブルになる可能性があるため、防音対策やしつけで鳴き声をコントロールする必要があります。
まとめ|マイクロブタを飼う前に確認すべきこと
マイクロブタの飼育は、かわいさだけでなく、長期的な責任と覚悟が必要です。
最後に、マイクロブタを迎える前に確認すべきポイントをまとめます。
- 成長後のサイズを受け入れられるか:30〜40kgになることを理解し、飼育スペースを確保できるか確認しましょう。
- 経済的な負担を継続できるか:初期費用15万〜50万円、年間費用15万〜50万円を負担できるか検討しましょう。
- 温度管理を徹底できるか:エアコンを24時間稼働させ、常に20〜24度を保つ覚悟があるか確認しましょう。
- 診察可能な動物病院が近くにあるか:緊急時に対応できる病院を事前に見つけておきましょう。
- 毎日の世話を継続できるか:餌やり、トイレ掃除、散歩、スキンシップなど、毎日の世話を続けられるか考えましょう。
マイクロブタは賢く愛情深い動物ですが、飼育には犬や猫以上の準備と知識が必要です。
この記事で紹介した情報を参考に、本当に自分に飼えるかどうかをしっかりと判断してください。
準備を万全にして迎えれば、マイクロブタとの暮らしは最高の経験になるはずです。


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